カンボジアの人たちは、優しい。
笑顔がすぐ出るし、親切だと思う。
「弾圧を受けていた民族は、優しい」と、
プノンペン行きのバスで知り合った方は言っていました。
私は、ポル・ポト政権について何も知りませんでした。
プノンペンに来たからには、
ということで、
キリング・フィールドとトゥール・スレーン博物館に行ってきました。
■キリング・フィールド
約2万人の人々が、虐殺された現場です。
ここでは、棍棒で処刑されたそうです。
寒気がする程の量の頭蓋骨、、、
9000近くあるそうです。
中には12歳から15歳の子どものものもありました。
まだ遺体が掘り起こされていない箇所も残っているらしく、
衣服の切れ端や、骨も散らばっていました。
ポル・ポト政権時代、子供もお年寄りも女性も関係なく、
容赦なく被害を受けたそうです。
かつて、遺体を埋めた穴。
■トゥール・スレーン博物館
監獄として使用された建物です。
もともとは学校だったそうです。
尋問室です。
壁に貼られている絵は、この部屋にいた方の絵です。
白黒ですが、それでもぞっとします。
別の部屋では、犠牲となった方々の写真が飾られていました。
彼らの胸には、番号札がつけられています。
当時行われていたであろう絵も飾られていました。
他にも、じっくり見る事のできない絵がたくさんありました。
恐ろしいとしか言葉が出ません。
家族は解体され、子供は親から引き離され、、、
時には、棍棒で乱打し、その悲鳴を拡声器で村全体に流したこともあるそうです。
ポル・ポトは、知識人を特に恐れたため、
医師や教師などの知識階級の人は、「再教育」という名目で呼び出したり、
「優遇する」という触れ込みを出し自己申告させ、殺されたそうです。
カンボジアでの教育が遅れてしまったのは、その影響があるそうです。
この旅では、教育の大切さを、かなり実感しています。
教育を受けていなければ、考える力が育ちません。
日本は、教育を受けられるだけましだとは思いますが、
まだまだ改善すべき点は多い。
何が足りないのか、どう改善できるか、
自分たちなりに考えようと思います。
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